ニューラルネット基礎 - パーセプトロンからMLPまで

形式ニューロンからパーセプトロン、XOR問題、多層パーセプトロン、万能近似定理まで、ニューラルネットの基礎をG検定観点で整理します。

ニューラルネットワークはAIの脳みそ。G検定のディープラーニング分野は、ここから始めるのが近道です。

雷門 あかり(普段) 雷門 あかり

先生、ニューラルネットって脳を真似した計算モデルなの?

六角 いずみ 先生(笑顔) 六角 いずみ 先生

ええ。
ニューラルネットワークは生物のニューロン(神経細胞) の働きを模した計算モデル。
入力に重みをかけて足し、活性化関数を通して出力するのが基本単位よ。

白銀 エマ(普段) 白銀 エマ

原点は1943年のマカロックとピッツの形式ニューロン。
次に1958年フランク・ローゼンブラットのパーセプトロンが登場したわ。

紫藤 ゆら(びっくり) 紫藤 ゆら

そんなに昔からあった技術なんですねぇ…!

六角 いずみ 先生(普段) 六角 いずみ 先生

単純パーセプトロンは線形分離可能な問題しか解けなかった。
1969年のミンスキーとパパートの著書『パーセプトロンズ』でXOR問題が解けないことが証明され、第一次AIの冬の一因になったの。

白銀 エマ(普段) 白銀 エマ

これを克服したのが多層パーセプトロン(MLP)。
中間層を追加することでXORなどの非線形問題も解けるようになったのよ。

雷門 あかり(笑い) 雷門 あかり

なるほど、層を増やすのがポイントなんだね!

六角 いずみ 先生(笑顔) 六角 いずみ 先生

MLPは入力層・中間層・出力層で構成される。
中間層が2層以上ある場合を特にディープニューラルネットワーク(DNN) と呼ぶわ。

白銀 エマ(普段) 白銀 エマ

各ニューロンの出力は z = f(Σwi・xi + b) で表される。
wiが重み、bがバイアス、fが活性化関数ね。

紫藤 ゆら(笑顔) 紫藤 ゆら

うぅ〜ん、数式に見えるけど、やってることは単純な繰り返しなんですねぇ♪

六角 いずみ 先生(普段) 六角 いずみ 先生

万能近似定理(Universal Approximation Theorem) によれば、十分なニューロン数の1層のMLPは任意の連続関数を近似できる。
理論的にはとても強力なモデルよ。

雷門 あかり(普段) 雷門 あかり

すごいじゃん!
じゃあ、なんで最近まで流行らなかったの?

白銀 エマ(普段) 白銀 エマ

学習の難しさ・計算資源の不足・データ不足の3点が原因ね。
GPU・ビッグデータ・新アルゴリズム (Dropout等) が揃った2010年代に開花したの。

六角 いずみ 先生(普段) 六角 いずみ 先生

G検定では『形式ニューロン (マカロック&ピッツ, 1943)』『パーセプトロン (ローゼンブラット, 1958)』『多層パーセプトロン』『万能近似定理』はしっかり押さえておいてね!

確認クイズ

単純パーセプトロンが解けない代表的な問題として、1969年にミンスキーとパパートが指摘したものはどれか。

  1. AND問題
  2. XOR問題
  3. クラスタリング問題
  4. 回帰問題
こたえを見る

正解: 2. XOR問題

XOR問題は線形分離不可能な問題で、単純パーセプトロンでは解けません。多層パーセプトロン (MLP) で解決可能です。これが第一次AIの冬の一因になりました。

白銀エマ、雷門あかりが放課後の教室でボードゲームを楽しむ様子

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