より高度なプロンプト技術『Tree of Thought』と『ReAct』。AIエージェントに繋がる重要概念です。
CoTの発展形ってあるのかな?
ええ、Tree of Thought(ToT, Yao等 2023) ね。
CoTが直線的な推論なのに対し、ToTは複数の思考経路を木構造で探索するの。
例えばパズルを解く時、『選択肢Aを試す→行き詰まる→Bに戻って試す』のようにバックトラッキングを行う。
探索アルゴリズムと組み合わせるわ。
迷路の探索みたいですねぇ!
ToTは複雑な問題で威力を発揮するけど、計算コストが膨大。
Game of 24 (数字パズル) などでCoTの成功率9%に対しToTは74%という報告があるわ。
もう一つ重要なのがReAct(Reasoning + Acting, Yao等 2022)。
推論と行動を交互に行うプロンプト手法よ。
行動って何?
AIが動き回るの?
AIがツール(検索、計算機、API呼び出しなど) を使う行動を指すの。
『質問→検索ツール呼び出し→結果を見て推論→もう一度検索→回答』のようなループね。
ReActはAIエージェントの先駆けで、LangChainやAutoGPTなどの実装に影響を与えたわ。
現代のAIアシスタントは、ほぼReActの思想で動いているの。
AIが自分で道具を使えちゃうんですねぇ…!
Reflection(反省・内省) もある。
LLMに自分の出力を批評させて改善する手法で、Reflexion(2023) という論文で体系化されたわ。
これらの手法を組み合わせて、ますます賢いエージェントが作れるようになっているの。
ただし指示が増えるとコストも増えるので、タスクに応じて選ぶのが大事ね。
プロンプトの世界って、奥が深いんだね!
G検定では『Tree of Thought (ToT, Yao 2023)』『ReAct (Yao 2022)』『Reflection』の基本概念を押さえて!
確認クイズ
LLMが推論と外部ツール呼び出し (検索等) を交互に行うプロンプト手法はどれか。
- Chain of Thought
- Self-Consistency
- ReAct
- Tree of Thought
こたえを見る
正解: 3. ReAct
ReAct (Reasoning + Acting)は2022年にYao等が提案した、LLMが推論と外部行動 (ツール呼び出し) を交互に行う手法です。AIエージェントの基礎技術になりました。