AI倫理の核心は『公平性・透明性・説明可能性』の3原則。抽象的に見えますが、G検定では具体例とセットで問われます。
AI倫理って、結局なにを考えればいいの?
中核となる3原則は公平性(Fairness)、透明性(Transparency)、説明可能性(Explainability)。
略してFTEとも呼ばれるわ。
公平性は、AIの判断が人種・性別・年齢などの属性で不当に差別しないこと。
有名な事例がAmazonの採用AI(2018) で、過去の男性中心の採用データから女性応募者を不当に低評価した問題よ。
過去のデータの偏りが、そのまま反映されちゃったんですねぇ…
他にもCOMPAS(米国の再犯予測AI, 2016) で黒人への誤判定が多いことが問題化。
医療AIでも白人患者データに偏って有色人種への精度が低い問題がわかっているの。
透明性は、AIの存在・機能・判断過程を隠さないこと。
EU AI Actでは『AIと対話していることをユーザに知らせる義務』がある。
ディープフェイクの自動表示要件もこの流れね。
あ、『これはAIが作った画像です』って表示するやつだね!
説明可能性(Explainability) は、AIの判断理由を人間が理解できる形で説明できること。
別名XAI(Explainable AI) と呼ぶわ。
XAIの代表的手法がSHAP(SHapley Additive exPlanations) とLIME(Local Interpretable Model-agnostic Explanations)。
どちらも特徴量の重要度を可視化する手法よ。
SHAPとLIME、なんだか名前がかわいいですぅ♪
その他の原則としてプライバシー、安全性(Safety)、セキュリティ、アカウンタビリティ(説明責任) もある。
Microsoft・Google・IBMなど各社がやや異なる体系で原則をまとめているわ。
重要なのは、これらの原則は時にトレードオフがあること。
例えばプライバシーを守るために個人データを減らすと、公平性を検証するために必要な属性データも減ってしまう、といった具合ね。
倫理って、そんなに単純じゃないんだね…
だから各原則を杓子定規に適用せず、ステークホルダー対話でバランスを取る姿勢が重要よ。
人間中心のAIという考え方がベースにあるの。
AIと倫理、あたしもちゃんと勉強しとかないと危ないね!
G検定では『公平性・透明性・説明可能性 (FTE)』『XAI・SHAP・LIME』『Amazon採用AI・COMPAS』『ディープフェイク表示』を押さえて!
確認クイズ
AIの判断理由を人間が理解できる形で説明できる性質を『説明可能性』と呼ぶが、この領域を研究する分野の略称はどれか。
- XAI (Explainable AI)
- AGI (Artificial General Intelligence)
- ANI (Artificial Narrow Intelligence)
- AIoT (AI of Things)
こたえを見る
正解: 1. XAI (Explainable AI)
XAI (Explainable AI, 説明可能AI)はAIの判断過程を人間が理解できる形で説明する技術・研究分野です。代表的手法にSHAPとLIMEがあります。AGIは汎用人工知能、ANIは特化型AI、AIoTはIoTとAIの融合です。