G検定で必ず問われるのが『AIの歴史』です。1956年のダートマス会議から現代の第三次ブームまで、大きな流れを理解することで個々の技術の位置づけが見えてきます。
ねぇ先生、AIっていつから研究されてるの?
あたし、最近の話だと思ってた!
実はとても古くて、公式には1956年のダートマス会議が起点とされているわ。
もう70年近く前のことね。
ダートマス会議は、アメリカのダートマス大学で開かれた夏季ワークショップよ。
ジョン・マッカーシー、マービン・ミンスキー、クロード・シャノン、ネイサン・ロチェスターら第一線の科学者が集まったわ。
わぁ、すごいメンバーですぅ…。
そこで何が決まったんですかぁ?
ここで『Artificial Intelligence』という用語がマッカーシーによって提唱されたの。
学問分野としてのAIが公式に誕生した瞬間ね。
同じ頃、アラン・ニューウェルとハーバート・サイモンが開発したロジック・セオリストというプログラムも発表されたわ。
ホワイトヘッドとラッセルの『プリンキピア・マテマティカ』の定理を自動で証明するシステムで、世界初のAIプログラムとも言われるの。
えっ、そんな昔にプログラムで数学の定理を証明したの!?
めっちゃすごいじゃん!
そう、でも当時のコンピュータは今のスマホの何万分の一の性能。
それでも研究者たちは『10年以内に人間並みのAIができる』と楽観的に予言していたのよ。
えぇっ、10年で人間並みぃ!?
さすがに無理だったんじゃ…。
その通り。
1970年代には過度な期待が裏切られて第一次AIの冬が訪れたわ。
これはAI史上で繰り返されるパターンね。
歴史的には、AIには3つのブームと2つの冬があるの。
第一次AIブーム (1950s-60s, 探索・推論)、第一次AIの冬 (1970s)、第二次AIブーム (1980s, エキスパートシステム)、第二次AIの冬 (1990s)、第三次AIブーム (2010s〜現在, 機械学習・DL) ね。
へぇ、ブームと冬が交互にくるんだ!
じゃあ今は第三次ブームの真っ最中ってこと?
その通りよ。
2012年のILSVRCでジェフリー・ヒントン率いるチームのAlexNetが圧勝したのが、第三次ブームの象徴的な出来事ね。
2012年っていうと、今から10年ちょっと前ですぅ。
ゆらが小学生の頃にAIの大革命が起きてたんですねぇ…
そしてその延長線上に2022年のChatGPT登場があるわ。
現代の生成AIブームも第三次の一部と見る人もいれば、第四次AIブームの始まりと呼ぶ人もいるのよ。
こうして歴史を見ると、今のAIブームって昔の人たちが夢見たゴールの続きなんだなぁ。
G検定では『ダートマス会議が1956年』『マッカーシーが命名』『3回のブーム』を必ず押さえておいて。
時系列の問題は頻出よ。
確認クイズ
ダートマス会議 (1956年) で『人工知能 (Artificial Intelligence)』という用語を提唱したのは誰か。
- マービン・ミンスキー
- ジョン・マッカーシー
- ハーバート・サイモン
- アラン・チューリング
こたえを見る
正解: 2. ジョン・マッカーシー
ジョン・マッカーシーがダートマス会議 (1956年) で『Artificial Intelligence』という用語を提唱しました。マービン・ミンスキーも会議に参加した中心人物ですが、命名者はマッカーシーです。チューリングは1950年の『チューリングテスト』で有名です。