G検定の学習は「そもそも人工知能とは何か」という問いから始まります。実は専門家の間でも定義が揺れていて、その曖昧さ自体が試験の出題ポイントです。
先生、そもそも『人工知能』って何?
ドラえもんみたいなロボットのこと?
ふふ、いい質問ね。
実は人工知能の定義は研究者によって少しずつ違うのよ。
統一された定義は存在しないの。
1956年のダートマス会議でジョン・マッカーシーが『人工知能 (Artificial Intelligence)』という言葉を提唱したのが始まりね。
そこから長く議論されてきたわ。
先生、人によって違うんですかぁ?
なんだかふわふわしてますねぇ…。
例えば松尾豊氏は『人工知能とは、人工的につくられた人間のような知能』と定義し、中島秀之氏は『人工的につくった知的な振る舞いをするシステム』としているわ。
知能をどう捉えるかでブレが出るのよ。
そこで便利なのがAIレベル分類。
マーケティング的な区分だけど、G検定では頻出よ。
レベル1: 単純な制御、レベル2: 古典的AI、レベル3: 機械学習、レベル4: ディープラーニングね。
家電の『AI搭載エアコン』とか、ほんとにAIなの?
って思ってたけど、レベル1〜2の話なんだね。
そうね。
エアコンの温度センサー制御はレベル1に分類されるわ。
本格的なAIはレベル3以降。
だから『AI搭載』という言葉だけでは何を指すかは分からないのよ。
うぅ〜ん、じゃあディープラーニングはレベル4なんですねぇ。
えへへ、だいぶイメージが湧いてきましたぁ♪
もう一つ重要なのはAI効果ね。
AIが実現した技術は『それはAIじゃない、ただの計算だ』と見なされる現象のこと。
チェスAIや音声認識が典型例ね。
え、勝ったAIが『AIじゃない』って言われちゃうの?
なんかかわいそうじゃん!
ふふ、ちょっとかわいそうよね。
AI効果があるから、AIの成果はどうしても過小評価されがちなの。
これもG検定で問われる論点よ。
定義の揺らぎと強いAI・弱いAIの区別も押さえておくといいわ。
ジョン・サールが提唱したもので、人間と同じ意識を持つAI (強いAI) と、特定タスクを解くだけのAI (弱いAI) の対比よ。
今のChatGPTとかは『弱いAI』に分類されるんですかぁ?
そう、意識や自己認識があるわけではないので、弱いAIの範疇よ。
現在実用化されているAIはすべて弱いAIと考えてOKね。
なるほどなぁ。
『AI』って一言で言っても中身はいろいろなんだね。
G検定、奥が深いじゃん!
G検定では『AIの定義は統一されていない』『AIレベル分類』『AI効果』『強いAI/弱いAI』をセットで押さえておくと安心よ。
確認クイズ
AIレベル分類において、『家電製品の温度センサー制御』はどのレベルに分類されるか。
- レベル1 (単純な制御プログラム)
- レベル2 (古典的な人工知能)
- レベル3 (機械学習)
- レベル4 (ディープラーニング)
こたえを見る
正解: 1. レベル1 (単純な制御プログラム)
レベル1は、あらかじめ決められたルール通りに動く単純な制御プログラムで、家電のセンサー制御が典型例です。レベル2は推論や探索を行う古典AI、レベル3は機械学習、レベル4は特徴量を自動抽出するディープラーニングです。