日本政府のAI戦略は、他国と比べて独自の路線。G検定では『広島AIプロセス』『AI事業者ガイドライン』などが頻出です。
日本もAIの戦略ってあるの?
もちろんあるわ。
代表的な枠組みが広島AIプロセス(2023)。
G7広島サミットで岸田首相 (当時) が主導し、国際的なAI規範の形成を目指したの。
補足すると、広島AIプロセスの成果は国際指針と行動規範の策定ね。
高度AIシステム開発企業の自主的な取り組みを促進するソフトローアプローチよ。
EU AI Actとは、だいぶ違う感じなんですねぇ
そう。
EUはハードロー(厳格な法規制)、日本はソフトロー(ガイドライン中心) というスタンスの違い。
米国もどちらかといえばソフトロー寄りね。
日本政府のガイドラインとしてAI事業者ガイドライン(2024年4月) が重要。
経済産業省と総務省が共同で公表したもので、旧『AI開発ガイドライン』『AI利活用ガイドライン』『AI原則実践のためのガバナンス・ガイドライン』を統合したのよ。
おぉっ、3つを1つにまとめたんだね!
AI事業者ガイドラインは、AI開発者、AI提供者、AI利用者の3つのプレイヤーごとに求められる事項を整理。
共通指針として10原則(人間中心、安全性、公平性、プライバシー保護、セキュリティ確保、透明性、アカウンタビリティ、教育・リテラシー、公正競争確保、イノベーション) があるわ。
他の重要文書としてAI戦略2022(内閣府) や人間中心のAI社会原則(2019)、Society 5.0ビジョンなどもG検定で問われるわ。
わぁっ、Society 5.0って未来社会のお話ですよねぇ!
Society 5.0は2016年に内閣府が打ち出した概念で、サイバー空間とフィジカル空間を高度に融合させたシステムによる人間中心の社会を指すの。
狩猟・農耕・工業・情報社会に次ぐ第5の社会ね。
他にもAI戦略会議、デジタル庁、AIセーフティ・インスティテュート(2024年設立) などの組織があるわ。
よっしゃ、日本もしっかりAI政策を進めてるんだね!
G検定では『広島AIプロセス (2023)』『AI事業者ガイドライン (2024)』『人間中心のAI社会原則 (2019)』『Society 5.0』『ソフトロー vs ハードロー』を押さえて!
確認クイズ
2024年4月に経済産業省と総務省が共同で公表し、AI開発者・AI提供者・AI利用者の3プレイヤー別に指針を示したガイドラインはどれか。
- 広島AIプロセス行動規範
- AI事業者ガイドライン
- 人間中心のAI社会原則
- AI戦略2022
こたえを見る
正解: 2. AI事業者ガイドライン
AI事業者ガイドラインは2024年4月に経産省・総務省が共同で公表。旧『AI開発ガイドライン』『AI利活用ガイドライン』『AI原則実践ガイドライン』を統合したもので、AI開発者・提供者・利用者の3者別に指針を示しています。